おはようございます。
東急大井町線 中延駅 徒歩1分 なかのぶ歯科 間中広明です。
今日は、“歯”と“身体”についてお話をさせていただきます。
歯と身体ときくと何を思いうかべるでしょうか?
「歯って身体の一部だよね」
「歯と身体は関係してるの?」
「歯と身体ってなんなの?」
といった声が聞こえそうです。
私たちの体の一部である“歯”。
他の動物たちもそれぞれ“歯”を持っております。
皮膚や臓器がそれぞれ違うように、“歯”もまた動物によって形も本数も異なります。
人の歯の本数って何本あるのでしょうか?
答えは
「28本」です。
それぞれの動物が食べて生きていくために、一番適した機能、数を備えています。
機能と構造は関係しています。
28本ある歯は、自分の体の一部ですが、
みなさんは、“歯”を体の一部として、本当に考えていますか?
心臓や脳みそと同じ臓器と思っているでしょうか。
いや、そこまでいかなくても、手や足の指と同等に感じているでしょうか?
日々診療していると、歯を体とは別個に考えられている患者さんが沢山いらっしゃいます。患者さんに限らず一般的にも何となく歯と体を別に取り扱うような風潮がありますし、歯とからだは関係していないと考えるかもしません。
ですが、もし、自分の手の親指が半分くらいえぐれて、切断することになったらどうでしょう。
ものをつかむことや、字を書くこともできないですよね。
私たちは、歯の存在をそれくらい大切に思っています。
歯が病気になるということ。
むし歯や歯周病は、歯や歯の周りにそういうことが起こっているといっても過言ではないでしょう。
たとえば、小学生一年生頃に生えて来る6歳臼歯とも呼ばれている第一大臼歯は、咀嚼や咬合の要の歯です。
身体を支える一部といってもよく、一番大きく立派です。
実際に大人の体重を支えるくらいの力を歯で受けることができます。
しかし、一番早くに生える永久歯という事もあり、多くの方がこの第一大臼歯をむし歯や歯周病で失っているのが現状です。
口の中は他の体の一部と比較して過酷な環境であり、むし歯や歯周病という病気があまりに日常に溢れているため、病気になること自体に慣れてしまっているのかもしれません。
人類の歴史からみても歯は体が正常に機能するために必要だから存在しているはずです。
乳歯は20本、永久歯は28本、親知らずを加えたら32本。
それぞれの歯がそれぞれの役割を担っています。
歯も体の大切な一部分で
28本なら28本、それぞれに役割があって
「1本くらい無くなってもいいや」なんてことはなく
それぞれが、役割を果たしています。
歯を守るお手伝いをさせていただきたい。
そういう思いをもって診療にあたっています。
最後までお読みいただきありがとうございます