舌炎を起こす貧血とは

おはようございます。

 
東急大井町線中延駅前 徒歩1分 なかのぶ歯科 です。
 
今日は貧血から起こる舌の炎症についてお話をしていきます。
 
 
一般的に、
 
貧血とは、血液の赤血球が不足した状態を指します。
 
赤血球は骨髄で産生され、脾臓での廃棄や出血などで消失しますが、
貧血は赤血球の産生と消失のアンバランス(産生<消失)によっておこります。
貧血の症状は、全身倦怠感、めまい、たちくらみ、動悸、息切れなどが起こります。
 
貧血が原因で舌炎が起こるってご存知ですか?
舌の炎症について
 
①鉄欠乏症貧血 
 
舌炎を起こす貧血として、もっとも頻繁にみられるのは鉄欠乏性貧血です。
 
なかでも口角炎(頬にできる口内炎)や
 
飲み込む際に嚥下障害を伴うものは、「プランマービンソン症候群」と呼ばれます。
 
これらの病気にかかると爪の中央部がへこんで先端が反り返るさじ状爪(スプーンネイル)や味覚異常がみられることがあります。
 
単なる鉄欠乏性を原因とするものだけでなく、月経過多や消化器がんによる慢性出血、
 
多胎妊娠などによって鉄需要が増加している場合にも起こります。
 
さらに、がん、関節リウマチまたは慢性炎症による貧血(骨髄昨日の抑制と脾臓機能の亢進によっておこる)も鉄欠乏を伴う事が知られています。
 
また、ビタミンB6欠乏によっても鉄欠乏性貧血を起こすことがあります。
 
②巨赤芽急性貧血は、貧血性で舌乳頭の委縮、平滑舌などを伴うハンター舌炎を起こします。
 
巨赤芽性貧血は‘悪性貧血’とも呼ばれ、
 
古くは原因不明の不治の病だったのが名前の由来です。
 
いわゆる靴下・手袋型神経症状(四肢の位置覚と振動覚の低下)を伴うこともあります。
 
原因はビタミンB⒓または葉酸欠乏による無効造血(血球の成熟障害)です。
 
重症になると無効造血は白血球や血小板にもおよぶため注意を要します。
 
背景因子には、いわゆるベジタリアン(菜食主義)や
 
ジャンクフードなどの不適切な食事、胃手術後に胃壁細胞によって
 
作られる糖タンパク質である内因子(ビタミンB12の吸収に必須)が欠如すること、
 
炎症性腸疾患、寄生虫エイズアルコール依存症などがあります。
 
他に、ビタミンB2欠乏による正色素性正球性貧血、
 
再生不良性貧血または骨髄異形成症候群(不応貧血を呈します)においても
 
舌炎などの口内炎があります。
 
この症状の対応策とは 
 
原因としては、貧血の改善になりますので、
 
まずは内科医による治療を原則とします。
 
とくに白血球や血小板も減少している症例は重い血液疾患である可能性が高いため、
 
早急に内科医への紹介が必要となります。
 
また、鉄やビタミンB12などの欠乏症が確定された場合は、
 
それらの栄養素の補充が優先されます。
 
歯科としての対応策としては、
 
炎症状態の舌は乳頭が委縮して全体に発赤を帯びていますので、
 
粘膜のケアが必要です。適宜、アズレン含有の軟膏や含嗽液などを使用します。
 
口腔細菌によ二次感染や食生活の乱れなども想定されますので、
 
ハブラシ指導や食事指導も必要と考えています。
最後までお読みいただき本当にありがとうございます。
 
なかのぶ歯科
 
品川区中延の歯医者
 
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