おはようございます。
お盆も終わり暑い夏ももう終わり始めていますね。
今日は健康寿命についてお話をしていきます。
日本の総人口は2008年をピーク(12808万人)として、2011年以降は減少を続けています。
2017年の調査では、12671万人となっております。
一方、65歳以上の高齢者人口は、増加し続けています。
2008年には2819万人でしたが、2013年に3190万人となり、総人口の25%を超え、2017年の調査では、3514万人で、27.7%となっています。
2008年からの約10年間で、総人口が137万人減少しましたが、高齢者人口は695万人増加しています。
これだけみても、少子高齢化は進んでいます。
平均寿命が延びていることからも、今後は少子高齢化は、これまで以上に進み、
元気でいられる健康寿命が大切になると考えています。
健康寿命とは?
平均寿命のうち、健康で活動的に暮らせる期間。WHO(世界保健機関)が提唱した指標で、平均寿命から、衰弱・病気・痴呆などによる介護期間を差し引いたもの。
とコトバンクではいわれています。
行政の立場では、健康日本21という政策があり
これを歯科からの観点から健康寿命を述べさせていただきますと、
「健康なお口の中を生涯にわたり維持するために、
虫歯、歯周病を予防し、歯の喪失防止、お口の中の維持および向上」
といってもよいと思います。
体の変化とお口の変化
加齢変化とともに、体の機能も衰えていきます。
この状態をフレイルといいます。
フレイルとは、要介護に至る前の状態と位置づけられ、
日本老年医学会がfrailty(虚弱)の訳として平成26年(2014)に提唱した言葉です。
このフレイルを介護の状態にさせないための歯科医療が大切なのではないでしょうか?
お年寄りは、加齢変化とともに、滑舌の低下、食べこぼし、むせ、噛めなくなる、お口の中が乾燥するといわれています。
これは、オーラルフレイルとも最近、いわれてきています。
食べることは生きることに直結する行為となりますので、オーラルフレイルの対策が、必要となるのではないでしょうか?
オーラルフレイルの対策とは?
最近、話題になっている「あいうべ体操」という体操があります!
この体操をすることで、口の中の機能の向上ができます!
これは、
「あー」:あーと大きな口をあける
「い」:いーと、口角を伸ばす
「う」:うー、口をすぼめる
「べー」:べー、とベロを前に出す
これらを行うことで、お口の周りの筋肉や唾液せんがうまく働くようになります!
ぜひ、フレイルといった状態になる前に予防していきましょう!
最後までお読みいただき本当にありがとうございます!