おはようございます。
今日は、保険適応になったCAD/CAM冠(ハイブリッドレジン)という
白いかぶせ物の話をしていきます。
笑ったときにチラリと見える銀歯、気になっている方、
多いのではないでしょうか?
「銀歯はいやだー」
「歯が金属になるの?」
なんて声をチラホラきいてきました。
昨今の健康保険改正によりCAD/CAM冠(ハイブリッドレジン)という
白いかぶせ物が健康保険適用となりました。
今まで糸切り歯以降の歯(前から数えて4番目、5番目の歯)は保険適用では銀歯が一般的で、保険適用の白い歯もありましたが、材質がプラスチックに限られていたため、割れやすく、すり減りやすいことから適応を選んで使われてきました。
ハイブリッドレジンとは、レジンにセラミックの粉末を混ぜ合わせることで、
レジンの弱点である割れやすさを改善させた材料です。
CAD/CAM冠とは、歯の土台の形をコンピューターで読み込んで、コンピューター上で歯の形を設計して歯の素材のブロックをコンピューター制御の切削機械で削って歯(冠)を作るという方法です。
保険適用外のオールセラミック冠に比べれば強度と色調は劣りますが、比較的安価(費用は3割負担の場合、約5500円ほどです)で白い歯にできることは大きな長所と言えるでしょう。
金属を使わないため金属アレルギーの心配もないですし、以前のものに比べると耐久性にも優れた素材となっています。
それでも、適応を見誤ると取れて来たり、壊れやすいという欠点はありますが、
非常に患者さまにも、よいお知らせだと考えています。
なるべく金属を使わない治療を目指しています。
何か知りたいこと、わからないことお気軽にご相談ください。
最後までお読みいただきありがとうございます