おはようございます。
東急大井町線 中延駅前徒歩1分 なかのぶ歯科 間中広明です。
今日は、お子様の歯の並び方についてお話をします。
「歯並びの悪い子供が増えたなあ」と、
歯科医をしていて、最近感じるようになりました。
なんでかな?と考えてみることにしました。
西洋の食文化?
運動しなくなった?
いろいろと要因はあるとおもいます。
歯科的に考えると
あごが育たなくなってきていることが大きな原因でしょう。
ではなぜ子供のあごが育たなくなってきたのでしょうか?
それはお子様の噛む回数が減っているからと考えられます。
現代の子供の噛む回数と食事にかける時間は、
戦前の半分以下、弥生時代と比較するとなんと6分の1以下になっているそうです。
テレビの普及や家族の団欒の時間の減少。
食事がただ食べるという行為になってきているかもしれません。
それでは栄養をとれば体は大きく育つと思っていませんか?
全身の筋肉や骨は運動することで育ちます。
詳しく述べるとどんなにたっぷり栄養をとったとしても、
それが細胞に取り込まれなけば骨も筋肉も成長できません。
細胞に栄養をとりこむために必要なものが「運動」なのです
あごにとって噛むことが唯一の運動です。
噛むことであごの骨がたわみます、
そのことで骨を作る細胞が栄養を取り込み
骨を増やした結果、あごの骨が育つのです。
あごの骨を成長させるには次の二つのことを実行してみてください
①ひと口につき30回かもう。
一日3回しっかり食べることが大切です
②歯ごたえのあるものを食べる
昔に比べて歯並びが悪くなった最大の原因が「軟食」にあると思います。
ハンバーグ、コロッケ、、ラーメン子供の好きなものは噛むことを
必要としないものが多いのです。
子供が食べたくない、残すからといった理由で軟らかい食事が
慢性化しているお子様も少なくありません。
それでも子供の健やかなる発育を願って、食材を少し大きめに切る、
ゆでる時間を少し短め、根菜類を混ぜるなど、
歯ごたえのある料理を
一品出すなど工夫してみてください。