おはようございます。
今日は、免疫力を高める食べ物 じゃがいもについてです。
じゃがいもは、16世紀になってスペイン人が、南米からヨーロッパに持ち帰り、世界に広まりました。
日本に伝来したのは、慶長年間のことで、オランダの商戦が
ジャワのジャガタラ(ジャカルタの古名)から長崎の平戸に伝えたといわれています。ジャガイモの名前も、地名のジャガタラに由来するものです。
日本でじゃがいもが本格的に栽培されるようになったのは、
明治から大正にかけてです。
男爵とメイクイーンのふたつが有名ですが、男爵は明治末に
アメリカから、メイクイーンは大正初めにイギリスからそれぞれ北海道に渡ってきました。
じゃがいもの成分について
じゃがいもの主成分はでんぷんですが、皮膚や粘膜の健康を維持し、
免疫機能を高める働きがあるビタミンB1、B2、B6、ナイアシンなどのビタミンB群も含まれています。
また、筋肉を正常に保ったり、血圧を調整して高血圧や脳卒中などを
予防したりする働きがあるとされるカリウムを多く含んでいます。
それに加えて、じゃがいもに特に豊富に含まれている、免疫力を
高めてくれる栄養素はビタミンCです。
じゃがいもに含まれているビタミンCの量はりんごの約五倍も含まれていると言われ、みかんやオレンジなどの柑橘類にも匹敵するほどです。
しかもじゃがいものビタミンCはでんぷんに包まれているため、加熱によって壊れにくいという優れた特徴があります。
ビタミンCは、免疫機能を担う白血球の一つである好中球の活性維持に関係しているため、免疫機能を向上させ、ウイルスや細菌に対する抵抗力を高める働きがあります。
そのためビタミンCが不足すると感染症などにかかりやすくなるおそれがあります。
また、活性酸素によって細胞がさびつくのを防ぐ抗酸化作用もあります。
他には、細胞と細胞をつなぐ接着剤の働きをしたり、コラーゲンの合成を
促進して骨を丈夫にしたり肌にハリを持たせたりする働きがビタミンCにはあります。
それ以外にも抗ストレスホルモンであるアドレナリンの生成にも
関わっているため、ストレスが多い人ほどビタミンCをしっかり補充する
必要が生じてきます。
じゃがいもはフランスで「大地のりんご」と呼ばれているそうですが、
そう呼ばれるだけのことはある、ビタミンCが豊富な野菜なのです。
まとめていくと、
じゃがいもには、免疫力を高める作用が多くあり、健康を維持するためには、適度にとるのがよいと思います。
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